2001年 監督 コリーヌ・セロー
裕福そうなパリのアパルトメントに暮らす中年夫婦(あからさまに関係が冷え切っている様子が描かれます)がフランスパリの街並みを夜に車で目的地に向かう最中、暴漢に追いかけられている若い女が助けを求めるシーンから始まります
犯罪系の映画かなという感じで始まるのですが、フランス語の題名CHAOSなので、混沌の中に、「ドラッグ」「反社会勢力」「売春」「貧困」「移民」「ミドルエイジクラシス」「人身売買」「イスラーム」「十代の結婚」「お金」「教育」「ジェンダー」「親子関係」などなどフランスが抱える社会問題が数えきれないくらいこれでもかと出てきます
社会問題が詰め込まれたシリアスなストーリーですが、コメディーかよというシーンがたくさんあって、声を出して笑ってしまう映画です
女性が監督であることは終始徹底してわかります
とにかく登場する男が主人公の夫、主人公の子、反社組織の人間その他すべてダメ人間です
ダメというかしょうもないというか、、男って何だろうという感じでしょうか
それが男である私には観ててつらいのですが、しょうもなさすぎて笑ってしまいます
犯罪系クライムサスペンスの中に社会問題を混沌と詰め込んでエンターテイメントにしてしまうこの監督コリーヌ・セローさん
男である自分とは全く違う視点をみせてくれて「ありがとうございます」という映画です
中年女性と反社会勢力から追われる若い女性
親子にも友達にもなんやらよくわからない強い心のつながりで反社組織から迫りくる窮地を乗り切れるかというハラハラドキドキのストーリー、ぜひ味わってもらえるとよろしいかと
好きな映画の紹介でした